Switch、Switch2のゲーム配信に【必要なもの】はコレ!機材解説

Switch、Switch2の配信に必要な機材を解説

Switchのゲーム配信に必要なものはコレ・機材解説

ここが知りたい

Switch、Switch2のゲーム配信に必要なものは?

機材の配線図の例が知りたい!

配信パソコンのスペックは何に注目する?

ここでは、 これからSwitchまたはSwitch2を使ってゲーム配信を始めたい方に向けて 「Switch、Switch2のゲーム配信に必要な機材」を解説します。

「ハードウェア機材とソフトウェアは何が必要?」 「機材の選び方は?」 「具体的な配線図は?」 「配信パソコンのスペックは何に気を付ける?」 このような 初心者が気になる疑問を取り上げて、 できるだけわかりやすく丁寧に説明します。

あなたのゲーム配信のお手伝いができれば幸いです。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 会社のウェビナー担当
  • ウェビナー運用歴4年
  • パソコン好きのエンジニア

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目次

【パソコン配信がおすすめ】Switch・Switch2のゲーム配信

SwitchのようなTVゲームの配信には 「パソコンを使った配信」と「高機能キャプチャーボードのみを使った配信」の 2通りがあります。

どちらもメリットデメリットがありますが、 私が推奨したいのは、 「パソコンを使ったSwitch、Switch2のゲーム配信」がおすすめです。

パソコン配信がおすすめの理由は、 「柔軟性があること」と 「ゲーム配信者のほとんどがパソコン配信のため、 操作ノウハウやトラブルシュートの情報がすぐ手に入りやすいこと」 です。

例えば、 パソコン配信では、ライブ配信のときにモニターを2台使うことで ライブチャットや配信画面を直接見ながら配信できます。 配信画面を確認できるのでミスも減りますし、 チャットにもすぐに反応できます。 キャプチャーボードのみの配信では、これが難しいのです。

また、多くのゲーム実況者はパソコンを使って配信をしています。 そのため、どのような機材を使って、どのように接続するか、 といったノウハウ情報がWEBに多くあります。

もし、トラブルがあったときでもWEBで調べて 解決できることが多いです。 また、有名なゲーム実況者もパソコンを使った配信を採用しています。

人気ゲーム実況者「だいふく」さんが書いた本 「ゲーム実況【完全攻略】バイブル 好きなことで生きていく」 にもパソコンを使った配信方法が書いてあります。

このような理由で パソコンを使った配信をおすすめしています。

パソコン配信がおすすめ

Switch・Switch2のゲーム配信に必要なもの【機材】

パソコンを使った配信には、 つぎの機材が必要になります。

  • Switch・Switch2
  • パソコン
  • モニター
  • マイク
  • ヘッドホン・イヤホン
  • キャプチャーボード
  • 画面キャプチャーソフト
  • 配信ソフト
  • 動画編集ソフト
  • 配信プラットフォーム
  • カメラ(顔出しの場合)

これら機材の接続は、 下の配線図のようになります。

Switchのゲーム配信機材の接続図

配信用のパソコンは、 配信ソフトや画面録画ソフトが滞りなく動作する程度のスペックが必要です。 高価なハイエンドパソコンは必要ありませんが、 動画編集がサクサクできるスペックのパソコンが推奨です。

パソコンを中心にマイク、イヤホン、カメラ、 キャプチャーボード、外部モニターを接続します。 マイクとカメラを接続するUSBポートが2個以上、 キャプチャーボードを接続するHDMIポートが1つ、 イヤホンを接続するオーディオ端子が必要です。

外部モニターはSwitch、Switch2のゲームを表示するために使用します。 モニターはキャプチャーボードに接続して、 Switchのゲーム画面をパススルー機能を使って表示します。 パススルー機能とはゲーム画面表示を遅延なく表示する機能です。

Switch、Switch2の本体はドックに挿し込みます。 ドックからキャプチャーボードにHDMIケーブルを接続します。

YouTubeへ動画投稿する場合は、 ゲーム実況プレイを画面録画をしたあと、 その映像を編集してから投稿します。

YouTubeライブ、Twitchへライブ配信する場合は、 配信ソフトを使ってYouTube、Twitchにリアルタイムで接続して配信します。

各機材について、もう少し詳しく説明します。

パソコン

パソコンは配信機材のなかで最も重要な機材です。 良いコンテンツを作るためにも、 投資を惜しまず適切なスペックのパソコンを選びます。

パソコンの性能は「動画編集が快適にできるスペック」がおすすめです。 種類としては「ローエンド以上のゲーミングPC」または 「ローエンド以上のクリエイターパソコン」が適当です。

おすすめの理由は 「ゲーム配信では動画編集でパソコンを使うことが多いため」 です。

例えば、ゲーム実況動画をYouTubeに投稿をするには、 実況画面を録画して、そのあと必ず編集します。 パソコンでの「録画」と「編集」が必須になるのです。

パソコンスペックが低くて編集作業が快適にできないと、 コンテンツ作成自体が嫌になって投稿頻度が減ってしまう原因になります。 スペック不足だと録画した動画ファイルの読み込みが遅かったり、 編集中にフリーズしてしまうこともあります。 また、編集した動画を出力するときにも数十分かかってしまうこともあります。

ゲーム実況動画は1時間以上の動画になることもしばしばです。 私の経験だと、長時間動画の編集は適切なスペックが必要で、 スペック不足だとすぐにフリーズしてしまいます。

このような不便さを感じると、 コンテンツ作り自体が面倒くさくなってしまい、 ゲーム配信をやめてしまうリスクが高まります。

こうならないためにも、 適切なスペックのパソコンを選ぶことが重要です。

「ゲーム配信におすすめのパソコン」と 「パソコンの選び方」について、 別のページでより詳しく解説しています。

ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。

おすすめゲーム配信用パソコン

ゲーム配信パソコンのスペック解説!【失敗しない選び方】

モニター

パソコン配信では「配信ソフトの画面」と「ゲーム画面」を 別々に表示するためのモニターが推奨です。

ノートパソコンの場合は「ノートパソコン」と「外部モニター」を準備します。 デスクトップパソコンの場合はモニターを2台準備します。

なぜ2台モニターが必要なのか? その理由は 「配信用画面とゲームプレイ用画面を分けることで、 ゲーム画面表示の遅延がなくなるから」 です。

例えば、 1台のモニターもしくは、ノートパソコンのみで配信する場合、 「配信ソフトに取り込まれたゲーム画面」を見ながら実況プレイをします。 配信ソフト経由で表示されたゲーム画面は、 零コンマ数秒の遅延があります。

これはゲームをプレイするうえでかなりの違和感をおぼえます。 特にスプラトゥーンやマリオなどのアクションゲームや マリオカートなどのレースゲームでは反応速度が重要のため、 遅延がプレイに大きく影響します。

より良いプレイをするためには、 この遅延をなくしたゲーム画面表示が必要になります。

遅延をなくすためには、 「パススルー機能」が搭載されたキャプチャーボードを使って、 ゲーム画面の表示をするのが一般的です。

PS5画面でのパススルー機能

モニターの購入費用という出費がかさみますが、 私個人的には外部モニターは必須機材だと感じています。

また、配信画面とゲーム画面を分けるメリットとして、 配信や録画時のミスを大幅に減らすことができます。

モニターが1台だと、録画中もしくはライブ配信中は、 配信ソフトの画面を見ることができません。 特に録画は録画開始ボタンを押した後は、 ひと段落するまで配信ソフトを確認しないため、ミスがあっても気づきにくいのです。

私自身も過去に、 録画スタートして30分プレイ後にストップ操作をしたら スタート操作ができていなかったという苦い経験があります。

ライブ配信ではスマホで配信先を見ながら確認できますが、 録画は気づきにくいのです。

こういうメリットもあるので、 モニターは「配信画面」と「ゲーム画面」を分けれるように2台がおすすめです。

「ゲーム配信におすすめのモニター」と 「ゲーム配信用モニターの選び方」については、 別のページで詳しく紹介しています。

もし興味があれば、 そちらもあわせてご覧ください。

【ゲーム配信のモニター】おすすめはコレ!失敗しない選び方

マイク

ゲーム配信用のマイクは 「USB接続ができるマイク」がおすすめです。

音質にこだわりたいのであれば2万円以上の有名老舗音響メーカーのマイクがいいでしょう。 普通の音質でよければ、1万円前後で購入できるゲーミングマイクが最適です。

どちらもパソコン専用のUSB接続可能なマイクのため、 パソコンのUSBポートに挿し込むだけで認識します。 余計な手間はかかりません。

配信にノートパソコンを使う場合でも、 別途USB接続できるマイクを購入するのがおすすめです。

ノートパソコンに標準で搭載されているマイクはゲーム実況には向いていません。 マイク位置が固定されるためノイズが入りやすいのがデメリットです。

特にマウスやキーボードの操作音、 ノートパソコンのファンの音も入りやすく 視聴者にとってはかなり不快なノイズになります。

「ゲーム配信向けのおすすめマイク」と 「マイクの選び方」については、 別のページで詳しく解説しています。

もし、興味があればこちらも合わせてご覧ください。

おすすめゲーム配信用マイク

ゲーム実況マイクの選び方【初心者】が見るべきポイント解説

もし、あなたが二人以上でゲーム実況をする場合は、 複数人数用の機材が別途必要になります。

同じ部屋で2人以上のゲーム実況をする場合は、 「オーディオミキサー」と 「ステレオ端子が付いたマイク」が必要になります。 USB端子のマイクは使用しません。

マイクを複数接続する方法については、 以下のページで必要機材と接続例を紹介しています。

ゲーム実況を2人同じ部屋でするときのマイク接続はコレ!

ヘッドホン・イヤホン

ヘッドホンまたはイヤホンは Switchのゲーム音を聞くために使います。

通常、SwitchやSwitch2でゲームをするときは、 本体から出る音もしくは接続しているテレビからゲーム音が流れます。

しかし、ゲーム実況配信ではイヤホンやヘッドホンを使ってゲーム音を聞きます。 これは、実況用のマイクがテレビのゲーム音を拾ってしまうためです。

配信用のゲーム音はキャプチャーボード経由で直接取り込まれています。 マイクでテレビからのゲーム音を拾ってしまうと、 これに上乗せするためゲーム音が二重に聞こえてしまうのです。

さて、 ヘッドホン・イヤホンの選び方ですが、 特に音質にこだわりがなければ1000円~2000円前後のモノで十分でしょう。

私自身も配信のときには、 安価な有線イヤホンを使っています。

ただ音質にこだわって、 しっかりゲーム音を聞きたい場合は、 1万円前後のヘッドホンかイヤホンが適しています。

安価なイヤホンと高価なイヤホンでは明らかに音質が違います。 あなたが音質優先なのか、 価格優先なのかをしっかり自分の価値観を見極めておきましょう。

ゲーム配信に適しているおすすめヘッドホン・イヤホンについては 別のページで詳しく解説しています。

もし、興味があればこちらも合わせてご覧ください。

ゲーム配信向けおすすめヘッドホン・イヤホン

ちなみに、 マイクとヘッドホンが一体になっている「ヘッドセット」を使う場合は、 別途イヤホンを準備する必要はありません。

マイクとヘッドホンを別々にするべきか、 ヘッドセットにするべきかは、好みの問題があります。

あなたが、もしマイクの音質にこだわりたい場合、 別々にする方が得策です。 ヘッドセットのマイクは「それなり」の音質だからです。

逆に初期投資をおさえて機材を準備したいならば、 ヘッドセットもいいでしょう。

ただ、ゲーム実況初心者にとって、 ヘッドセットでの実況は難しいと感じることもあります。

例えば私の経験だと、 しゃべりに慣れていない状態でヘッドセットを試してみたときに、 ヘッドセットから聞こえるゲーム音に没頭しすぎて、 実況がおろそかになってしまうことがありました。

ヘッドセットやヘッドホンのように密閉度が高いと自分の声が聞きづらいため、 実況しづらいと感じてしまいました。 これは、慣れもあると思います。

いまでは片耳にイヤホンをつけて、 自分の声がよく聞こえるように配信をしています。

キャプチャーボード

キャプチャーボード選びで重要なのは、 「パススルー機能が付いていること」と 「SwitchまたはSwitch2に対応していること」です。

特にSwitch2を使う場合は、 「Switch2対応」と仕様に書いてあるキャプチャーボードが推奨です。 多くの製品はSwitchに対応していればSwitch2でも使えますが、 これから機材を購入するならば、 安全策を取って「Switch2対応」が適当でしょう。

つづいて、パススルー機能も重要です。 1万円を切るような安価なキャプチャーボードだと パススルー機能がない製品もあります。

価格の目安としては、1万円強~2万円強の製品がおすすめです。 この価格帯のキャプチャーボードの多くは、 パススルー機能が付いています。

ゲーム配信向けのおすすめキャプチャーボードについては 別のページで詳しく解説しています。

もし、興味があればこちらも合わせてご覧ください。

おすすめキャプチャーボード

配信ソフト

配信ソフトは YouTubeやTwitchといったプラットフォームに接続して、 ライブ配信をするためのソフトウェアです。

配信ソフトは、 マイクの音声やキャプチャーボードで取り込んだゲーム画面映像、 カメラの実写映像をひとつのデータに統合することができます。 その音声映像データをYouTubeやTwitchに リアルタイムでアップロードしていきます。

ゲーム配信をするための配信ソフトは「OBS Studio」がおすすめです。 OBS Studioは無料で使えて、 さらに使用しているユーザーが多いため使い方情報も豊富にあります。

Macにも対応しているので、 もし、MacBookで配信を検討している場合でも使えます。

また、 OBS Studioは配信機能だけではなく「画面録画機能」もあります。 あなたが投稿配信を中心に考えている場合でも OSB Studioがあれば事が足りてしまいます。 別途、有料の画面キャプチャーソフトを購入する必要もありません。

OSB Studioは公式ホームページからダウンロードできます。

OBS Studio・公式ホームページ

ゲーム配信で使われる有料の配信ソフトもあります。 有名なのは「XSplit Broadcaster」です。 Twitch、YouTubeのほかにfacebook、TikTokにも対応しています。

XSplit Broadcasterの利点としては、 複数のプラットフォームに同時配信することができます。 例えば、YouTubeとTwitchに同時配信ができます。 OBS Studioではできません。

もちろん画面録画もできます。 Adobe PremiereとDavinci Resolveといった動画編集ソフトと連携しているため、 録画した動画を簡単にインポートする便利機能もあります。

ただ、ゲーム配信初心者にとって複数プラットフォーム配信も Premiere、Davinci Resolve連携もほぼ使わないでしょう。 つまり、これからゲーム配信を始める人には、 OBS Studioで十分だと私個人的には感じています。

動画編集ソフト

YouTubeなどに投稿配信をする場合は、 録画した映像を編集するための動画編集ソフトが必須です。

動画編集ソフトも無料と有料がありますが、 私が推奨するのは有料の動画編集ソフトです。 有料ソフトのなかでも動画素材が無償で使える製品がおすすめです。

その理由としては、 「動画編集初心者にとって動画素材を探すのは、とても大変だから」です。

例えば、 動画編集にも慣れていない状態で、 音声素材や画像素材、映像素材もあなた自身で探すのはとても時間がかかります。

慣れていない作業が続くことで、 ゲーム配信自体をあきらめてしまうことも少なくありません。 このような挫折を避けるためにも 素材も使える有料動画編集ソフトが適しています。

また、このような素材を提供する会社の製品は、 初心者をターゲットにしているソフトが多いです。 そのため、使い方も直感的に操作できるソフトになっていることが多く、 取っつきやすいソフトになっています。

私が個人的に使っているのは、 PowerDirectorという動画編集ソフトです。 サブスク形式ですが、動画素材も提供されているのでとても重宝しています。 ただ、初心者~中級者をターゲットにしているソフトなので、 凝った演出は難しいというデメリットもあります。

それでも価格に対しての製品サービスのメリットが大きいため、 PowerDirectorを使っています。

動画編集に慣れている人にとっては、 高機能なソフトが適しています。 ゲーム配信は初めてでも動画編集は経験したことがある場合は、 Adobe PremiereやDavinci Resolveといった高機能動画編集ソフトが最適です。

Adobe Premiereは有料ソフトですが、 Davinci Resolveは無料で使えます。

ゲーム配信におすすめの動画編集ソフトについては、 別のページで詳しく解説しています。

もし、興味があればこちらも合わせてご覧ください。

おすすめ動画編集ソフト

配信プラットフォーム

配信プラットフォームとは 投稿配信、ライブ配信をするためのサービスです。 YouTubeやTwitchなどがあります。

どのプラットフォームを選んでも 継続的にコンテンツをアップロードし続ける必要があります。 ただ、プラットフォームごとに得意な分野が少し異なります。

あなたがライブ配信をメインに考えている場合は、Twitchから始めるのもおすすめです。 ゲーム好きの視聴者が集まっていることもあり、 あなたのコンテンツが視聴者にハマればチャンネル登録のチャンスも増えます。

また、できたばかりのチャンネルでも「あなたへのおすすめ」で表示されることも多く、 チャンスが多いのも特長です。 そのため、比較的モチベーションが保ちやすいです。

つづいて、あなたが投稿配信をメインに考えている場合は、 王道のYouTubeが有力な選択肢と言えるでしょう。 YouTubeに投稿した動画は残り続けるため資産になっていきます。 そのため、長く続ければ続けるほど有利になる仕組みです。

ただ、Twitchと違ってそこまでゲーム好きではない視聴者も多くいます。 また、始めたばかりのチャンネルだとおすすめに表示される確率もかなり低いため、 SNSやブログを使った集客も必須になってきます。

しかし、YouTubeを見ている人の数は膨大で、 波に乗れれば比較的安定した収益を得ることもできるでしょう。

あなたがライブ配信メインなのか、 投稿配信メインなのかを考えながら プラットフォームを選んでみてください。

カメラ

カメラは「顔出し実況」をする場合に使用します。

完全な顔出しだけではなく、 顔部分にモザイクやマークを重ねて、 背景や身体は実写映像を使いたい場合にもカメラを使います。

あなたがゲーム画面をメインに映すコンテンツを考えているならば、 カメラはそこまで重要性が高くありません。 個人的には1万円~2万円強程度のWEBカメラでも十分でしょう。

なぜなら「動画内で実況者が映る部分が小さくなるため」です。 一般的なユーチューバーと違ってメインはゲーム画面になります。 そのため、高画質カメラを使ったとしても そのメリットを活かすことができません。

例えば、ゲーム画面メインのコンテンツでは ゲーム画面の端のほうに実況者の顔が映ることが多いでしょう。 画面全体の割合で言うと、1/10程度になります。

実況時のピクチャーインピクチャー

ここまで小さな画面だと、 カメラが高画質だったとしても安価なWEBカメラとの差がわかりづらいのです。

このような理由で WEBカメラでも十分だと考えています。

「ゲーム配信向けのおすすめカメラ」と 「カメラの選び方」については 別のページで詳しく説明します。 興味があればこちらも合わせてご覧ください。

ゲーム配信向けのおすすめWEBカメラ

ゲーム配信用カメラの選び方を解説!【失敗しないポイント】

パソコンのスペック選び【おすすめしたいこと】

配信用パソコン選びについて、 もう少し深堀して解説します。

私は会社でウェビナー運用を担当していますが、 プライベートの副業としてゲーム実況配信の運営もしています。 ウェビナーでもゲーム配信でも、主な役割は機材準備と企画です。

その経験のなかで 配信においてパソコン選びはとても重要だと感じています。 パソコン選びで「これを選択しておくべきだった!」ということもいくつかあります。 その経験を踏まえると、パソコン選びで失敗しないために、 つぎの3つのことに注目してもらいたいと考えています。

  • スペックは動画編集を基準に
  • ライブ配信なら有線LANポート必須
  • 解像度の高いパソコンを選ぶ

スペックは動画編集を基準に

パソコンのスペックは、 動画編集ソフトの推奨スペックを基準に考えるのが得策です。

じつは、配信だけであればそこまで高いスペックは必要ありません。 一般のオフィス作業ができる10万円前後のパソコンでも Switchのゲーム配信は滞りなくできます。

しかし、ゲーム配信の多くは録画した動画を編集して投稿します。 特にYouTubeを使う場合は、動画編集が必須の作業になるでしょう。

しかもコンテンツ作成において、 録画時間よりも編集時間のほうが倍以上時間がかかります。 パソコンの稼働時間で言うと、 動画編集をしている時間が最も多くなるのです。

そのため、 動画編集が快適にできないと、作業効率が数倍以上に悪くなります。 こういう理由で動画編集が快適にできるスペックを基準に パソコンを選ぶのがおすすめです。

具体的なスペックとしては、以下のとおりです。

CPU
  • Core Ultra5以上
  • Corei5以上
  • Ryzen5以上
メモリ
  • 16GB以上
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX 5000シリーズ
  • NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ
  • AMD Radeon RX7000シリーズ
  • インテル Arc
GPU 4GB以上

CPUとグラフィックボードのスペックは セットで検討するのがおすすめです。 CPU、グラフィックボードのどちらか一方のスペックが低いと 性能が活かしきれないためです。

例えば、 CPUがハイエンドのCoreUltra7だけど、 グラフィックボードがインテルUHDのローエンドだった場合、 動画編集では性能を活かしきれないこともあります。

おすすめは、 CPUとグラフィックボード共にミドルレンジ以上が動画編集やゲーム配信には最適です。 CoreUltra5、Corei5、Ryzen5であればインテルArcまたは、 GPUメモリが4GB以上のNVDIA GeForceシリーズやAMD Radeonシリーズが適当です。

メモリは長時間動画を編集するならば16GB以上が最適です。 動画の長さが2時間を超えるようならば32GBを考えるのが適当でしょう。

長時間動画の編集は大量のメモリを消費する傾向にあります。 ゲーム配信動画は長時間になりやすい傾向にあるので、 予算が増やせるならぜひともメモリ増量を検討して欲しいです。

グラフィックボードのスペックは、 CPU、メモリと比べると重要度は低くなります。 GPUメモリ4GB程度のローエンドのグラフィックボードでも十分な快適性を保ってくれます。

ライブ配信なら有線LANポート必須

あなたがもし、 ライブ配信を考えているならば、 インターネット接続は有線LANを使用してください。

特に1080p(1920x1080)解像度以上の高画質でライブ配信をする場合、 無線LANだと通信速度が遅くなり不安定になる可能性があります。

不安定になるとライブ配信の途中で画質が落ちたり、 カクカクした動画になることもあります。 インターネット環境を安定させることは「ライブ配信の質」が高まり 視聴者も心地よく見ることができます。

配信用パソコンがデスクトップパソコンであればほとんどの場合、 有線LANのポートがあります。 しかし、最近のノートパソコンでは有線LANポートがついていない製品もあります。

配信用に新しくノートパソコンを購入する場合は、 しっかりと有線LANが付いている製品を選ぶのがおすすめです。

解像度の高いパソコンを選ぶ

ゲーム配信では、 モニター解像度の高いパソコンが重宝します。

これは ゲーム配信中のパソコン画面には、 表示しておきたいウィンドウがたくさんあるためです。

例えば、 ライブ配信中には 配信ソフトOSB Studioの操作画面やYouTubeのチャット画面、 あなたが事前に準備したシナリオが書いてあるメモ帳などをモニターに表示します。

このように複数のウィンドウを同時に表示するため、 画面解像度が高いパソコンがとても有効なのです。

私の個人的なおすすめとしては、 ノートパソコンであればWUXGA(1920x1200)以上が快適です。 フルHD(1920x1080)でも問題はありませんが、 少し狭さを感じます。

デスクトップパソコンであれば WQHD(2560x1440)がとても快適です。

私はノートパソコンを使用していますが、 フルHD(1920x1080)のため少し不満があります。 縦が狭いことでシナリオが1画面に表示されなかったり、 OBS Studioのゲーム画面が小さかったりするためです。

機材の使い勝手をあげるために ぜひ、高画質ディスプレイを検討してみてください。 費用対効果は抜群です。

おすすめゲーム配信用パソコン

私のSwitchゲーム配信機材【配線図】

私自身もSwitchでゲーム配信をしています。 使っている機材とじっさいの配線図は つぎのとおりです。

配信機材

  • ゲーム:Switch
  • パソコン:パソコン工房
  • モニター:DELL 27インチ WQHD
  • イヤホン:無名
  • 配信ソフト:OBS Studio
  • キャプチャーボード:UGREEN 2K@60Hz HDMI キャプチャーボード
  • マイク:HyperX Solocast HMIS1X-XX-BK/G
  • 動画編集ソフト:PowerDirector
  • 画面キャプチャーソフト:OBS Studio
  • 配信プラットフォーム:YouTube

Switchゲーム配信機材の配線図

ノートパソコンはけっこう奮発しています。 ミドルレンジのゲーミングPCを19万円強で購入しました。 私が使っているパソコンの詳しいスペックは、 「【私の配信パソコン】」でも解説しています。

そのほかは費用安めでそろえています。 イヤホンはスマホの付属で付いていた無料のものを使っていますし、 マイクも1万円弱のゲーミングマイクを採用しています。

動画編集ソフトはPowerDirectorを使っています。 サブスクで年間7000円弱で、動画素材使い放題なのでコスパ最強です。

この構成でちょっと不満なのはキャプチャーボードです。 安価すぎてイヤホンをキャプチャーボードに接続できません。 そのため、パソコンのOBS Studioで取り込んだゲーム音をイヤホンで聞いているため、 若干の遅れがあります。

ゲーム音の遅延は、本当に微妙な遅れですが やはり多少の違和感が拭えません。 キャプチャーボードは、直接イヤホンを接続できる製品がおすすめです。

下のページで、 私も使っている配信機材も含めて「おすすめの機材」を紹介しています。 もし、興味があればこちらも合わせてご覧ください。

ゲーム配信に必要な機材はコレ!【おすすめ】を厳選

MacBookでも配信できる

Switchのゲーム配信は、MacBookでも配信ができます。

基本的に使用する機材はほぼ変わりません。 接続配線も一緒です。

MacBookを使った配信の機材選びで注意することは、 「機材がMacに対応しているか」です。

イヤホンやマイク、キャプチャーボードは 多くの製品がMacに対応しているので問題ありません。 また、OBS StudioもMacに対応しています。 ただ、動画編集ソフトは注意が必要です。

PowerDirectorのようにWindowsのみ対応のソフトがあります。 Macだと無料で使えるiMovie、Davinci Resolve、 有料のFinal Cut Proなどが代替ソフトになります。

まとめ

「Switchのゲーム配信に【必要なもの】はコレ!機材解説」 についてのまとめです。

Switch、Switch2のゲーム配信は、 パソコンを使った配信がおすすめ。

パソコンを使った配信には、つぎの機材が必要。 パソコン、モニター、マイク、ヘッドホン・イヤホン、キャプチャーボード、 画面キャプチャーソフト、配信ソフト、動画編集ソフト、配信プラットフォーム、 カメラ(顔出しの場合)

MacBookでもWindowsパソコンと同じように配信ができる。 ハードウェアはMac対応済みが多いが、 動画編集ソフトはMac対応していない製品もあるため、 しっかり仕様を確認するのがおすすめ。

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