ゲーム実況マイクの選び方【初心者】が見るべきポイント解説

これからゲーム配信を始める人向けにマイクの選び方を解説

ゲーム実況マイクの選び方、初心者が見るべきポイント解説

ここが知りたい

ゲーム実況に最適なマイクとは?

マイクの種類は何を選ぶべき?

ここでは、 これからゲーム配信を始めようと考えている方に向けて 「ゲーム実況に最適なマイクの選び方」を解説しています。

「マイクの種類は何を選ぶべき?」 「オーディオミキサーは必要?」 「マイクはどのメーカーがおすすめ?」 「マイクの接続方法は?」 このような、初心者が悩みがちなことを取り上げて、 できるだけ丁寧に説明しています。

あなたのマイク選びのお手伝いができれば幸いです。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 会社のウェビナー担当
  • ウェビナー運用歴4年
  • パソコン好きのエンジニア

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目次

ゲーム実況マイク選びのポイント

ゲーム実況で使うためのマイクは、 基本的にパソコンに接続できるモノを選びます。

私のゲーム配信やウェビナー配信の経験を踏まえると、 初心者のマイク選びのポイントは、 つぎの3つになると思っています。

  • ひとり実況ならUSBマイク
  • 複数人の実況に必要なマイクと機材
  • 単一指向性マイクを選ぶ

ゲーム実況を一人でする場合は、 簡単に接続できるUSBマイクがおすすめです。

ゲーム実況を二人以上でする場合は、 マイクの他にオーディオミキサーが必要になります。 マイクの種類もUSBマイク以外を選びます。

ゲーム実況にはノイズを拾いにくい 単一指向性のマイクが適しています。

それぞれのポイントについて、 もう少し詳しく説明します。

ひとり実況ならUSBマイク

ゲーム実況用マイク選びのポイントの1つ目は 「ひとり実況ならばUSBマイクがおすすめ」です。

なぜUSBマイクがおすすめなのか? その理由は 「USBマイクはパソコンに接続するだけで使用でき、運用が楽だから」 です。

例えば、 USBマイク以外のマイクを使うには、 「オーディオインターフェース」という機材が別途必要になります。 USBマイク以外のマイクとは、学校や公民館などでよく使われるような スピーカーから音声を出すようなマイクです。 接続端子もXLRまたは、3.5mmステレオミニプラグという端子になっています。

これらのマイクを使ってゲーム実況するには、 オーディオインターフェースを介して パソコンに音声を届ける必要があります。

しかし、USB接続ができるマイクは 直接パソコンに挿し込むだけで音声が取り込めます。 そのため、オーディオインターフェースを購入する必要もなく使い方も簡単です。

USBマイクとそれ以外のマイク

こういう理由から、 ひとり実況ならUSBマイクをおすすめしています。

複数人の実況に必要なマイクと機材

ゲーム実況用マイク選びのポイントの2つ目は 「複数人のゲーム実況に必要な機材とマイク種類」 です。

複数人でゲーム実況をするには、 各実況者に対してマイクを1本使うのが最適です。 これは周りのノイズ音を減らせて声がキレイに収録できるからです。

さて、複数本のマイクをパソコンに接続するには、 マイクのほかに「オーディオミキサー」という機材が必要です。 また、オーディオミキサーに接続できるマイクは、 USBマイク以外のマイクが必須になります。

これは、複数のUSBマイクをパソコンに挿し込んでも、 パソコンでは1本のマイク音声しか収録されないからです。

もし、あなたが複数人でゲーム実況をする計画ならば、 これら音響機器の知識が必須になります。

ゲーム配信向けの機材はモノの数も多く、 費用もそこそこかかります。 機材準備に失敗しないためにもしっかりと知識を身に付けておきましょう。

配信で複数本のマイクを使う方法については、 別のページでも解説しています。 興味があればこちらも合わせてご覧ください。

ゲーム実況を2人同じ部屋でするときのマイク接続はコレ!

パソコンにマイクを複数接続する方法はコレ!

単一指向性マイクを選ぶ

ゲーム実況用マイク選びのポイントの3つ目は 「単一指向性マイクを選ぶ」です。

単一指向性マイクとは、 ある特定方向の収音に優れているマイクを指します。 これは、歌を歌うときやナレーション用のマイクとしてよく使われます。

ほかには、無指向性マイクというモノもあります。 こちらは、複数人の声を一つのマイクで収音するのに優れていて、 WEB会議でよく使われています。 スピーカーフォンとも呼ばれていて、 机の上に置くタイプのモノが多いです。

単一指向性マイクと無指向性マイク

さて、 なぜゲーム実況には単一指向性マイクがおすすめなのか? その理由は 「単一指向性マイクは周辺ノイズを拾いにくく、 しゃべっている声のみを収録しやすいため」 です。

例えば、 無指向性マイクのように広範囲に収音してしまうと、 コントローラーのカチャカチャした操作音や パソコンのファンの音、イスが動く音といった周辺ノイズを拾ってしまいます。

私の経験では収音範囲が広くなるにつれて、 屋外の乗り物音や室内エアコンの音といった環境ノイズも拾いやすくなります。

これらノイズ音は視聴者にとってかなり不快で、 チャンネル登録解除のリスクも上がってしまいます。 私の経験では、 ゲーム配信時にこのようなノイズを動画編集ソフトで低減させてから アップロードしていた時期もありました。

このような理由からも、 音声の質をよくするためにも単一指向性マイクを選ぶのがおすすめです。

おすすめのメーカー

マイクを扱っている音響メーカーは多数ありますが、 私のウェビナー担当者としての経験を加味すると、 以下のメーカーがおすすめです。

  • オーディオテクニカ
  • SHURE
  • HyperX
  • Razer
  • ロジクール

各メーカーともに「USBマイク」と 「USB接続以外のマイク」の両方を取り扱っています。

また、大半のマイクが単一指向性マイクで ノイズ低減に優れています。

コスパで選ぶなら

コスパで選ぶなら つぎのメーカーがおすすめです。

  • HyperX
  • Razer
  • ロジクール

HyperXはアメリカのゲーミング機器を扱っているメーカーです。 1万円以下で購入できるUSBマイクが多く、品質も悪くありません。 機能数が少ないマイクを多く取り扱っていますが、 その分価格に反映されているのがうれしいところです。

Razerもゲーミング機器を取り扱っているアメリカのメーカーです。 1万円弱で購入できるUSBマイクから2万円強するマイクまでありますが、 価格以上の満足度で収音できる製品が多いです。

ロジクールは言わずと知れたスイスの電子機器メーカーで、 日本でも超有名で多くの人に選ばれています。 2万円前後のUSBマイク「Yetiシリーズ」が人気で、 価格以上の機能と音質が定評です。

具体的なおすすめ商品については、 別のページでまとめています。 興味があればこちらも合わせてご覧ください。

おすすめマイク【ゲーム配信に必要な機材はコレ!【おすすめ】を厳選】

音質を求めるなら

多少コストをかけてでも音質にこだわりたいならば 以下のメーカーがおすすめです。

  • オーディオテクニカ
  • SHURE

オーディオテクニカは老舗の音響メーカーで、 マイクを選ぶなら一度は検討して欲しいメーカーです。 製品の価格帯は広く、 低価格のマイクから中程度の価格帯のマイクが多いです。

2万円前後のマイクでは「超単一指向性のマイク」があり、 ノイズをかなり低減できます。 マイクスタンドが別売りなので、若干コストがかかります。

SHUREは制作業界や音楽業界のプロが愛用する高性能マイクです。 3万円~5万円の価格帯のマイクが多いです。 価格に見合った機能が搭載されていて、 他のメーカーとは違ったノイズ除去機能が搭載されています。

周波数特性による機械ノイズの低減や、 人の呼吸の音もカットしてくれる優れモノです。

おすすめマイク【ゲーム配信に必要な機材はコレ!【おすすめ】を厳選】

ゲーム配信マイクの接続方法

USBマイクの接続方法と、 オーディオミキサーを使った複数本マイクの接続方法の 2通りを解説します。

USBマイクの接続方法・ひとり実況

USBマイクは下の図のように、 単純にマイクとパソコンをUSBケーブルで接続するだけです。

USBマイクとPC接続

マイクの電源をオンにしてパソコンに接続すると、 パソコン側で自動的にマイクを認識します。

パソコンでマイクを認識していれば 配信ソフトから選ぶことができます。 例えば、OSB Studioで配信する場合は、 設定ウィンドウの「音声」にある「マイク音声」で接続したUSBマイクを選択します。

SwitchやPS5のゲーム配信をする場合の機材は、 以下のような構成で接続します。

Switchゲーム配信機材の配線図

複数マイクの接続方法・複数人で実況

複数本のマイクとオーディオミキサーを使う場合は、 以下の図のように接続します。

オーディオミキサーとPC接続

オーディオミキサーと接続するマイクの端子は 「XLR」または「3.5mmステレオミニプラグ」になります。 USBマイクは接続できません。

オーディオミキサーで複数本のマイク音声を統合して、 パソコンに出力します。 オーディオミキサーとパソコン間はUSBケーブルで接続します。

ヘッドセットとマイクどちらを選ぶ?

ゲーム実況向けマイクとして ヘッドセットと普通のスタンドマイクのどちらを選ぶべきか、 悩む方も少なくありません。

結論としては、 ゲーム実況ではヘッドセットでもスタンドマイクでもどちらでも問題ありません。

いま現在販売されているヘッドセットは、 スタンドマイクと同等の性能の製品が多いため音質に差が見られません。

例えば、 1万円前後のヘッドセットとスタンドマイクでは、 同じ「コンデンサーマイク」という種類になっていることが多いです。 コンデンサーマイクは感度も高く収音性に優れていて、 YouTuberやゲーム実況でよく使われます。

このようにどちらも「収録」に適している種類のマイクが採用されているので、 音質に差が出にくいのです。

私の経験では、 よく顔を動かしながらしゃべる人にはヘッドセットの方が向いていると感じています。 スタンドマイクだとマイクに向かってしゃべらないと声が小さくなってしまうためです。

また、 音質にこだわりたい人にはスタンドマイクの方が向いています。 価格帯が2万円以上するようなスタンドマイクには、 高機能なノイズキャンセリング機能がついていることが多いためです。

ちなみに、私たちが使っているマイクはスタンドマイクです。 当初はヘッドセットも試してみましたが、 自分がしゃべっている声量と聞こえてくるゲーム音の違和感が拭えずに スタンドマイクにしました。

ヘッドセットをしながらしゃべるのは、なかなか慣れが必要なようです。

ゲーム配信で外付けマイクなしでもいい?

私個人的には、 ゲーム実況には外付けマイクは必須だと感じています。

その理由は、 パソコン内蔵のマイクでは声がこもってしまうことが多いためです。 ノートパソコンにはマイクが内蔵されていることが多いですが、 性能は高くないため音質がイマイチです。

また、単一指向性ではないことが多く、 パソコンのファンの音やコントローラーの操作音、マウスのクリック音をよく拾います。

「会社のオンライン会議ではノートパソコンでもノイズ少ないよな?」 と感じる方も少なくないですが、 これはZoomやTeamsが優秀でノイズキャンセリングをしているため それなりによく聞こえています。 ただ、ヘッドホンなどで音声を聞くと、 ノイズ除去フィルターがかかっているため少し音色が変わっていたり、 こもった声になっていることがわかります。

YouTubeやTwitchはスマホでイヤホンをしながら聞く人が多いので、 音の違和感は感じやすくなります。 特にソフトウェアで処理をした音声は違和感を感じやすいです。

こういう理由からも、 良い音質で収音できる外付けマイクが必須だと感じています。

初心者にガンマイクはおすすめしない

ガンマイクという少し離れた距離から収音するタイプのマイクがあります。 カメラの横や上に設置して収音するため、 実況者は違和感なくしゃべれるというメリットがあります。 また、マイクがカメラ映像に映らないため見た目もすっきりします。

ガンマイク

メリットは大きいのですが、 これからゲーム配信を始めようという初心者には、 ガンマイクはあまりおすすめできません。

その理由は 「ガンマイクは取り扱いが難しいから」です。

例えば、 ガンマイクは置く位置や撮影する部屋によって音質が変わります。 また、ガンマイクは大きな声量も必要になります。 実況に慣れていないときは、声が小さくなりがちなので、 ガンマイクでは拾いきれないことも出てきます。 そのため、マイクの配置や声の出し方の調整など、 色々と試行錯誤しなければいけません。

これからゲーム実況で色々なことを習得しなければいけない時に、 ガンマイクのノウハウも習得しないといけないとなると、 かなり負担が大きくなってしまいます。

それよりも、比較的簡単に収録できるスタンドマイクやヘッドセットで撮影したほうが 負担が少なくなり、コンテンツを考える方に時間を費やせます。

このように、ガンマイクは取り扱いが難しいため 初心者にはおすすめしていません。

マイクアームは必要?

マイクアームとは、 机や棚に取り付けてマイクの位置を調整できる機材です。

マイクアーム

プロゲーマーの方がよく実況配信をするときに マイクアームを使用しています。

さて、これからゲーム実況を始める方にとってマイクアームは必要か? というと、私個人的には 「マイクアームはあると便利だが、なくても問題ない」 と感じています。

その理由としては、 スタンドマイクでも十分な実況ができるためです。

スタンドマイクだけで収録しているゲーム実況者もたくさんいますし、 マイクの性能が良ければ音質も良いです。

マイクアームのメリットとしては、 あなたがしゃべりやすい位置にマイクを持っていけるため、 マイク位置を意識しないでしゃべることができることでしょう。

また、ノイズ軽減にもつながります。 私が実感したこととしては、 アームを伸ばして上から収音することで コントローラーのカチャカチャ音が入りづらくなったと感じています。

マウスやキーボードを使うゲームの場合も クリック音、タイピング音が軽減できる位置にマイクを置けます。

このようなメリットはありますが、 なくても特に問題にはなりません。 より音質を求めたい方は、マイクアームを検討するのが良いと思います。

まとめ

「ゲーム実況マイクの選び方【初心者】が見るべきポイント解説」 についてのまとめです。

マイク選びのポイントは3つ。 「一人で実況をするならUSBマイクは運用が楽でおすすめ」 「複数人で実況するならオーディオミキサーが必須」 「実況に向いている単一指向性マイクを選ぶ」

おすすめのメーカーは 「オーディオテクニカ」 「SHURE」 「HyperX」 「Razer」 「ロジクール」

ゲーム実況では、 ヘッドセットでもスタンドマイクでも どちらでも問題ない。

ノートパソコン付属のマイクは音質が悪いため、 外付けマイクを購入するのがおすすめ。

ガンマイクは取り扱いが難しいため、 ゲーム実況初心者にはおすすめできない。

マイクアームはあればプラスのメリットがあるが、 なくても十分な実況は可能。

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