ゲーム配信に適したオーディオミキサーの選び方を解説
ここが知りたい
ゲーム配信で使うオーディオミキサーの選び方を知りたい
どのような機能が必要?
ここでは、 これからゲーム配信を始める方に向けて 「ゲーム配信に適したオーディオミキサーの選び方」 を解説します。
「ひとり実況でもオーディオミキサーは必要?」 「入出力端子や数は?」 「ゲーム配信に必要な機能は何?」 このような疑問を取り上げて、 初心者向けにできるだけわかりやすく丁寧に解説します。
あなたのゲーム配信ライフのお手伝いができれば幸いです。
目次
ひとりゲーム実況ならオーディオミキサーはいらない
オーディオミキサーとは、 複数の音源を統合してひとつの音声データにする機材のことを言います。
例えば、 複数本のマイク、電子ピアノ、ギターをオーディオミキサーに接続して、 ひとつの音声データに統合します。
このようなことから、 ひとりでゲーム実況をする場合はマイクを1本しか使わないため、 オーディオミキサーを使う必要はありません。
ゲーム配信では、 パソコンに直接USBで接続できるマイクを使うことで、 オーディオミキサーを使わなくても実況の声を取り込めます。 ゲーム音はキャプチャーボードを使って 映像と共に取り込むのでこちらもオーディオミキサーは必要ありません。
例えば、 Switch2のゲーム配信や PS5のゲーム配信をする場合は、 下の図のように直接マイクをパソコンにつなげて音声を取り込みます。 ゲーム音もキャプチャーボード経由で映像データと一緒に取り込みます。
このような理由で、 ひとりでゲームの実況配信をする場合は、 オーディオミキサーは不必要になります。
ただ、 マイクを2本以上使って複数人でゲーム実況をする場合は オーディオミキサーが必要になります。
これは、USBマイクは1本しかパソコンに接続できないためです。 複数本マイクを使う場合は、 下の図のように アナログマイクとオーディオミキサーを使って実況音声を取り込みます。
この場合、オーディオミキサーにマイクの本数分の音声入力端子が必要です。
二人でゲーム実況をする場合の音響機材については、 別のページでまとめています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
オーディオミキサー選びのポイント
ゲーム配信で使うためのオーディオミキサー選びでは、 つぎの3つのポイントをおさえることで 後悔しない機材選びができます。
- マイクの入力端子を確認する
- マイクの本数分の入力がある
- オーディオインターフェース機能付きを選ぶ
まずはオーディオミキサーに付いている マイク用の入力端子の形状を確認します。
つぎに、 使用する予定のマイクの本数分の入力端子があるか確認します。
そして、オーディオインターフェース機能付きの オーディオミキサーを選びます。
そのあと各ポイントについて もう少し詳しく説明します。
マイクの入力端子を確認する
オーディオミキサー選びのポイントの1つ目は 「オーディオミキサーに付いている入力端子の確認」 です。
すでにマイクを持っている場合は、 オーディオミキサーに そのマイクの端子にあった入力端子があるかを確認します。
オーディオミキサーには大きく分けて 2つのタイプの入力端子があります。 1つ目がXLR端子で、2つ目がAUX端子です。
AUX端子は、 オーディオミキサーの仕様で「ステレオミニプラグ端子」 という名前で記載されていることもあります。 例えば「3.5mmステレオミニプラグ」と具体的に書いてあることも多いです。
マイクでは3.5mmのプラグがよく使われますが、 楽器では6.3mmのプラグが主流です。 オーディオミキサーは楽器の音を入力することも多いため、 6.3mmのAUX端子が付いていることもありますので注意が必要です。
マイクの端子とオーディオミキサーの端子が合っていないと接続できないので、 しっかりと確認してから購入してください。
これからマイクを購入する場合は、 オーディオミキサーの端子に合わせてマイクを選ぶことも必要です。
ゲーム実況向けマイクの選び方についても 別のページで解説しています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
マイクの本数分の入力がある
オーディオミキサー選びのポイントの2つ目は 「マイクの本数分の入力があるかの確認」 です。
オーディオミキサーの入力がマイクの本数分あるかどうかを確認してから購入する必要があります。 2本マイクを使うならば2つ入力端子が必要で、 3本マイクを使うならば3つの入力端子が必要です。
それぞれの入力端子は同じ端子形状である必要はありません。 例えば、オーディオミキサーにXLR端子とAUX端子の2つの入力があれば、 1本はXLR端子のマイク、2本目は3.5mmステレオミニプラグでも大丈夫です。
また、マイクの端子とオーディオミキサーの端子が合わない場合は、 マイク用の「端子変換プラグ」が使えます。 XLRと3.5mmステレオミニプラグを変換するプラグがあるので、 もし合わない場合は購入して使ってください。
オーディオインターフェース機能付きを選ぶ
オーディオミキサー選びのポイントの3つ目は 「オーディオインターフェース機能付きを選ぶ」 です。
ゲーム配信ではパソコンに接続するのが必須なので、 必ず「オーディオインターフェース機能付きのミキサー」 を選びます。
「オーディオインターフェース」とは、 マイクなどの音声をパソコンで使えるように変換する機材です。
一方で、「オーディオミキサー」は音を混ぜるための機器で、 混ぜた音をパソコンに出力する機能がないモノも少なくありません。
このようなミキサーをパソコンで接続するには、 ミキサーとオーディオインターフェースを数珠つなぎのように接続する必要があります
このような理由から、 ゲーム配信では オーディオインターフェース機能付きのミキサーを選ぶ必要があります。
オーディオインターフェース機能が付いていないミキサーの見分け方としては、 出力にUSB端子がないことが多いです。 また、「アナログミキサー」と書いてあることもあります。
例えば、ヤマハの 「MGシリーズ」 のミキサーは、 オーディオインターフェース機能が付いていません。 楽器の音声を統合して、スピーカーに接続するためのミキサーです。 そのためUSB出力がありません。
オーディオインターフェース機能が付いているミキサーには、 例えばヤマハの 「AGシリーズ」 があります。 パソコンとつなげることを前提にしているため、 USB出力もありますし、配信ソフトOBS Studio対応になっている製品が多いです。
このように配信用のミキサーを選ぶことが重要です。
配信におすすめのミキサーについては、 別のページで紹介しています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
私が使うオーディオミキサー機能付きスイッチャー
私は会社でウェビナー配信を担当していますが、 そこでは2本のマイクを使って司会者と発表者の2人でライブ配信をしています。
そのためオーディオミキサーが必須になりますが、 ミキサーは使わずに「ミキサー+オーディオインターフェース付きのスイッチャー」 を使って配信をしています。
具体的な製品は Blackmagic社製「ATEM Mini Pro」です。 ATEM Mini Proは音声入力が2つ、映像入力が4つある機材で、 音声と映像を統合してパソコンに出力することができます。
4つの映像入力と2つの音声入力を コンパクトな機材ひとつでできるため、 かなり管理も楽なのが大きなメリットです。 また、音声と映像の統合をOBS Studioを使わないでできるため、 かなりパソコンの負荷が減ります。
ただ、普通のオーディオミキサーと比べて価格が高いのがデメリットです。 価格はおおよそ45000円前後です。 輸入品のため為替で価格が上がったり下がったりします。
私個人的には、 ATEM Mini Proは次のような使い方をする場合に最適です。
ATEM Mini Proがおすすめの場合
- 2本マイクを使ってさらにカメラも使う場合
- 配信パソコンのスペックが低い場合
- PCゲーム配信の場合
複数本のマイクと顔出し用カメラを同時に使うなら、 配線がシンプルになるのでおすすめです。
また、配信パソコンのスペックが低い場合や、 PCゲーム配信でパソコンに負荷がかかり過ぎる場合も ATEM Mini Proを使って負荷分散ができるのでおすすめです。
逆に複数本のマイクを使いたいだけの場合は、 オーディオミキサーを購入するのが最適です。 コストが半分になります。
ATEM Mini Proの詳細や、 ゲーム配信で使う場合の機材例については、 別のページで解説しています。
もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
ATEM MiniProでゲーム配信する機材【Switch・PS5】
ひとり実況で【有線ハンドマイク】を使う場合
「すでにUSB接続できないハンドマイクを買ってしまった」 「XLR端子、ステレオミニ端子のマイクは前から持っていた」 このようなパソコンと直接接続できなマイクを使う場合は、 ミキサーではなく「オーディオインターフェース」 を使ってパソコンと接続します。
オーディオインターフェースは、 XLR端子やステレオミニ端子のハンドマイクの音声を取込み、 パソコンに出力するための機材です。
基本的に音声入力は1つの場合が多く、 価格も1万円前後の製品が多いです。 ひとり実況でハンドマイクを使う場合によく使われます。
接続は「マイク→オーディオインターフェース→パソコン」 のようにつなぎます。
ちなみ、 これからゲーム配信で使うマイクを買う場合で かつ、ひとり実況ならば、 パソコンに直接つなげることができる USBマイクがコストも安くて使い勝手もいいためおすすめです。
ゲーム配信におすすめのUSBマイクについても 別のページで紹介しています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
「初心者向け!ゲーム配信で使うオーディオミキサーの選び方」 についてのまとめです。
一人でゲーム実況配信をする場合は、 マイクを1本しか使わないため オーディオミキサーは必要ない。
複数人で複数本のマイクを使う場合には オーディオミキサーが必要になる。
オーディオミキサーを選ぶときのポイントは3つ。 「マイクの入力端子を確認する」 「マイクの本数分の入力端子があるか確認する」 「オーディオインターフェース機能付きのミキサーを選ぶ」
オーディオミキサー機能も付いているスイッチャーATEM Mini Proもおすすめ。 マイクを2本までなら接続できて、 映像も4つ入力できるのでコスパが良い。
ハンドマイクをすでに持っている場合は、 ミキサーではなくオーディオインターフェースが必要。