2PCのゲーム配信に必要な機材を解説
ここが知りたい
パソコン2台でゲーム配信するための機材は?
配線図の例が知りたい!
ここでは、ゲーム配信者に向けて 「2PC【2台パソコン】でゲーム配信するための機材」について 解説しています。
「PS5、Switch2で2PC配信は必要?」 「具体的に必要な機材は?」 「配線図の例が知りたい」 このような、システム構築時に疑問に思うことを取り上げて、 できるだけわかりやすく丁寧に解説します。
あなたのゲーム配信ライフのお手伝いができれば幸いです。
目次
2PC配信が必要な配信とは?
2台のパソコンを使った2PCのゲーム配信は、 「配信」と「ゲーム」を分担することにより、 配信の質を上げることができます。
しかし、 すべてのゲーム配信で2PC配信をする必要はありません。
なぜなら、1台のパソコンでも十分余裕のある配信ができることもあるためです。
例えば、PS5やSwitch2のゲーム配信だけであれば、 パソコンにかかる負荷が少ないため、 1台のパソコンでも快適に配信をすることができます。
2PCのゲーム配信が必要なのは、 主につぎのような場合です。
2PCが必要な配信
- 高負荷のPCゲームの配信
- VTuberのゲーム配信
- 複数人でのゲーム配信
推奨スペックが高いPCゲームを配信するときには、 2PCのゲーム配信が適しています。
また、VTuberによる配信もパソコンにかかる負荷が高いため、 パソコンを2台に分けることで負荷を分散できます。
2人、3人の実況者でゲーム配信をするときにも、 配信機材が増えるため2PCが役立ちます。
各項目について、もう少し詳しく説明します。
高負荷のPCゲームの配信
PCの推奨スペックが高いゲームを配信する場合は、 2PCにするのがおすすめです。
2台のパソコンでゲームと配信を分けられるため、 負荷を分散できます。 そのため、ゲーム画面がカクカクしたり 3Dのポリゴンが粗くなったりすることを防げます。
例えば、 モンスターハンターやApex Legends、原神に ストリートファイターといった推奨スペックが高いゲームは パソコンの負荷がかなり高くなります。 プラスして配信もOBS Studioを使うとそれなりに負荷がかかります。
配信とゲームを2PCで分担することで ゲームが快適に動き画質の高い配信ができるようになります。
VTuberのゲーム配信
VTuberの配信もパソコンに高負荷がかかります。 VTuberのモデルをリアルタイムに表示するのに パソコンでかなり重い処理をするためです。
VTuberとしてPCゲームを配信する場合は、 1台のパソコンだと処理が追い付かないこともあります。
例えば、 VTuberの3Dアバターを表示するには複数のソフトを起動します。 プラスしてPCゲームと配信のためのソフトを何個も起動するため、 1台のパソコンだとかなり処理がひっ迫してしまいます。
これを避けるためにも、 2PC配信が必要になります。
複数人でのゲーム配信
複数人でゲームをするときにも2PCが役立ちます。
複数人でのゲーム配信は、 マイクやイヤホン、カメラにゲーム画面が複数になります。 これらデータを同時に入力するために、 スイッチャーや音声ミキサーといった機材を使います。
それら機材をつなげて、 配信映像を作るためには2PCが必須になってきます。
2PC配信に必要な機材
2PCのゲーム配信で必要な機材は つぎのとおりです。
2PCのゲーム配信機材
- パソコン2台
- モニター
- キャプチャーボード
- マイク
- ヘッドホン・イヤホン
- 配信ソフト
- 配信プラットフォーム
- カメラ(顔出しの場合)
まずはパソコンです。 ゲーム用と配信用の2台必要です。 ゲーム用はハイスペックなパソコンが必須です。 配信用はゲーム用パソコンよりもスペックが高くなくても大丈夫です。 OBS Studioといった配信ソフトが快適に動くスペックを選びます。
モニターは2台必要です。 ただ、ノートパソコンの場合は外付けモニターは必要ありません。
キャプチャーボードは、 ゲーム画面を配信用パソコンに取込むために使います。
ヘッドホンまたはイヤホンは、 実況者がゲーム音を聞くために使います。 ゲーム用パソコンに接続してゲーム音を聞きます。
配信ソフトは配信用パソコンで起動します。 キャプチャーボードで取り込まれたゲーム画面を 配信ソフトで受けます。
配信プラットフォームも配信用パソコンでオンライン接続します。 YouTube、Twitchなどに接続してストリーミング配信を行います。
カメラは顔出し配信をしている場合にのみ使います。 配信用パソコンに接続して、 OBS Studioなどでカメラの実画像も同時に取り込みます。
パソコンのスペック
パソコンのスペックは、 ゲーム用と配信用で違っていても問題はありません。
重要なのは、 「ゲーム用パソコンはPCゲームの推奨スペックを満たしていること」 と、 「配信用パソコンはOBS Studioなどの配信ソフトが快適に動くスペックであること」 です。
おすすめのスペックは、つぎの表のとおりです。
ゲーム用パソコンのおすすめスペック
| CPU |
|
|---|---|
| メモリ |
|
| グラフィックス |
|
上記のスペックのような ミドルレンジ以上のゲーミングPCが最適です。
CoreUltraやRyzenAIといった高速処理ができるハイエンドのCPUと、 ミドルレンジ以上のグラフィックボードを選ぶことで、 スムーズな映像になります。
配信時のカクカク動作を避けるためには、 この程度のスペックがおすすめです。
配信用パソコンのおすすめスペック
| CPU |
|
|---|---|
| メモリ |
|
| グラフィックス |
|
上記のスペックは、 ローエンドのゲーミングPCもしくは、 クリエイターパソコンでよく採用されています。
配信ソフトは画像処理をするため、 そこそこ性能が良いパソコンが必須になります。
ただ、VTuberとしてゲーム配信をする場合は、 配信用パソコンのスペックも重要です。 リアルタイムに3Dアバターを動かすので、 PCゲーム用パソコンと同等以上のスペックが適切です。
PCゲーム配信におすすめのパソコンについては、 別のページでまとめています。 興味があればこちらも合わせてご覧ください。
PCゲーム配信のおすすめパソコン【ゲーム配信に必要な機材はコレ!【おすすめ】を厳選】
2PC配信の配線図
2PCでのゲーム配信をするための配線図は つぎのとおりです。
ゲーム用パソコンに接続するのは、 キャプチャーボードとイヤホンです。
ゲーム用パソコンのゲーム映像をキャプチャーボードに取り込みます。
イヤホンはゲーム用パソコンに接続するのがおすすめです。 配信用パソコンにイヤホンをつなぐと、 音がずれることがあります。 配信ソフトで映像と音声を取り込む処理をするため、 微妙な遅延があるためです。
実況者が違和感を感じやすいので、 できればゲーム用パソコンにイヤホンを接続するのがいいでしょう。
配信用パソコンには、キャプチャーボードと マイク、カメラを接続します。 顔出し配信をしない場合はカメラは必要ありません。
配信用パソコンでOBS Studioなどの配信ソフトを動かして、 キャプチャーボードから送られるゲーム映像を取り込みます。 同時にマイクの実況音声とカメラ映像も取り込みます。
取り込まれて統合されたゲーム映像と実況音声を、 配信ソフトを通じてYouTubeやTwitchにストリーミングします。
ライブ配信ではなく録画の場合でも 同じ配線図になります。 配信用パソコンでストリーミングの代わりに録画をします。
ATEM MiniProを使った2PC配信【私の環境】
ATEM Mini Proという機材を使うことで、 さらに2PC配信を楽にすることができます。
ATEM Mini Proとはスイッチャーと呼ばれる機材で、 複数の映像と音声を取込み、 配信用のデータに変換してくれる優れモノです。
ATEM Mini Proはキャプチャーボードの機能を有しています。 そのため、ATEM Mini Proがあれば キャプチャーボードがなくてもゲーム配信ができます。
ATEM Mini Proについての詳しい説明は、 別のページで解説していますので、 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
じつは私、会社でウェビナー担当をしていまして、 そこではATEM Mini ProとTeamsを使って2PCで配信をしています。
ATEM Mini Proを使うメリットは、 「配信パソコンの負荷を減らすこと」と 「配線がシンプルになること」です。
一般的な配信だと、 OBS Studioがソフトウェア上で音声と映像を統合させる処理をしますが、 ATEM Mini Proはハードウェア内部でそれら処理をします。
そのため、配信パソコンの負荷を大きく減らせます。
配信パソコンの負荷を減らせるので、 VTuberの配信ではかなり重宝します。
また、ATEM Mini Proには2つのマイク入力と4つの映像入力があるので、 マイク、カメラ、ゲーム映像をすべてここに集約できます。 このためけっこうシンプルな配線になります。
ただ、音声のみの出力がないためイヤホンは パソコンに直接接続します。
配信はOBS Studioを使わず、 ATEMの専用ソフト「ATEM Software Control」を使うことでライブ配信が可能です。 もちろん、OBS Studioを使うこともできます。
ATEM Software ControlとOBS Studioは、 お世辞にもどちらも使いやすいソフトとは言えません。 そのため、どちらを使っても大丈夫です。
具体的な配線図は、 つぎのとおりです。
ただ、 最大のメリットは「価格が高いこと」です。 おおよそ4万円強の値段です。
キャプチャーボードと比べて価格が高いため、 個人で購入するには躊躇してしまいます。
ただ、ATEM Mini Proがあれば2PC配信も 二人でのゲーム実況も楽にできるので、 ゲーム配信中級者以上の方には一度試してみてもらいたい機材です。
ATEM Mini Proを使ったSwitchやPS5のゲーム配信についても 解説しているので、 興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
ATEM MiniProでゲーム配信する機材【Switch・PS5】
まとめ
「ゲーム配信を2PC【2台パソコン】でする機材はコレ!」 についてのまとめです。
パソコンを2台使った2PCゲーム配信は、 すべての配信に最適とは限らない。 パソコンに高負荷がかかる場合に2PCゲーム配信は適している。
2PCゲーム配信が必要な配信はつぎのとおり。 「推奨スペックが高いPCゲームでの配信」 「VTuberのゲーム配信」 「実況者が複数人いるときのゲーム配信」
2PC配信で必要は機材はつぎのとおり。 パソコン2台、モニター、キャプチャーボード、マイク、 ヘッドホン・イヤホン、配信ソフト、配信プラットフォーム、カメラ(顔出しの場合)