中小企業のウェビナー

中小企業がウェビナーを始めるまで

ウェビナー開催までに高い壁が

2020年10月15日 記事

壁

2020年4月以降、コロナウィルス蔓延の影響で イベントや展示会などの自粛があり、 会社のPRの場はオンラインに変わっていきました。

緊急事態宣言が解除されて、 経済活動が少しづつ回復しつつある10月の今でも オンラインによる情報発信が主流になっています。

それを受けて、 現場の営業マンたちは、ウェビナーの重要性や必要性は 痛いほどよくわかっていますが、 なぜか開催に踏み切らない中小企業も多くあります。

私たちの会社も中小企業ですが、 8月に初めてウェビナーを開催するまでに 大きな壁がいくつかありました。

そんな壁をいくつか書いていきたいと思います。

第一の壁:やり方わからん

そもそも、ウェビナーってどうやってやればいいの?

このスキルの問題は、 中小企業で働く人にとっては

中小企業にとって、 対面営業こそが営業だ!となっていたり、 紙こそが最高の媒体だ!となっているところも多いかと。

で、コロナ禍で急にオンライン化が進んで、 TeamsやらSharePointやらオンラインツールを使い始めた。

しかし、会議室で密になってTeamsをやったり、 テレワーク日なのにSharePointの使い方わからないから、 操作方法聞くために出社したりと 謎の行動を取る中小企業の中年層や パソコンあまり触ってない若年層もかなり多いわけです。

IT系は多分、そういう人は少ないと思いますが、 私たちのようなパソコンは そこそこ使うくらい・・・的な製造業は こういう人多いのです。

そんな人たちがウェビナーやるってなると、 もう、コロナ終息する寸前くらいにウェビナー初開催! なんてことになりえるんじゃないかと思うわけです。

私たちの会社は、 運良く、私が趣味でYoutube配信をやった経験があったのと、 部長がやたらカメラなどのAV機器に詳しかったので、 なんとなく道筋がわかって、 それに沿って計画したら、できちゃった・・・的な感じで ウェビナー開催までこぎつけました。

当初は色々と不備はありましたが。

多分、 そういう人がいない、もしくは知ってても言わない人がいる 中小企業は、たくさんあると思います。

現に、 私の親戚が勤めている中小の製造メーカーは、 そういう人がいなくていまだにウェビナーができないと言っていました。

新しいことを調べて実践してくれる人材もしくは、 会社に貢献してもいいと思っている人材こそが、 中小企業でウェビナー開催を促進してくれるキーになっている気がしています。

やっぱり中小企業って、 色々と器用にこなす人材は稀ですからね。

多分、「ウェビナーやり方がわからない」を解決するには、 ネットで調べまくって一度、ロールプレイでやってみるのが近道だと思います。

社内の人向けにウェビナーをやってみて、 ウェビナーのやり方を体験してノウハウを得る・・・ 私の友人はこれで流れをつかんだようです。

第二の壁:昭和の上層部

平成にも達していない昭和の上層部は、 そりゃあもう大きな壁ですよ。

早くベルトルトが壁を蹴り壊してくれないかと 思うくらい巨大な壁です。

ここでも書いていますが、 ウェビナー実行までの最大の壁と言っていいでしょう。

ボスに提案・予算獲得

まず問題なのは、 「昭和の上層部はウェビナーに参加したことがないこと」です。

未経験のため、 わからないことだらけ・・・というか、偏見だらけなんです。 偏見だらけの水泳大会なんです。

映像だと気持ちが伝わらない・ 初めましてでオンラインは失礼・ ウェビナーなんて見るやついない・ と、口を開けば批判だけが飛んでくるわけです。

こんな老害を黙らせるのは、 事実を突きつけるしかありません。

例えば学会。 集まられないので大半の学会はオンライン開催になっています。

例えば授業。 一部、対面授業も再開されましたが、オンラインがまだまだ続きます。

例えば病院の診療。 オンライン診療が認められる動きがあります。

こうなると、 オンラインでの利便性を知ってしまった人々が増えて、 完全に前のような対面が当たり前の生活には 戻りにくくなる・・・のが予想されるわけです。

すべてではないけど、 情報収集はオンラインという選択肢として出てきて、 需要が増えてくる事実がある・・・ということを私たちは突きつけました。

もう一つは、対面型のセミナーor展示会との比較です。 もっとも効くのは、費用対効果ですね。

展示会なんて、費用が数百万円かかるわけです。 これに比べてウェビナーは10万円あれば、 設備費がある程度そろって、あとは人件費(社内の人の工数)だけです。

ある程度目標をコミットするので覚悟が必要ですが、 ウェビナーは投資金額が低いので、 費用対効果に対する結果は出やすいです。

ここの覚悟が決まれば、 昭和の上層部も納得してくれる確率はあがりますよ。

まとめます

中小企業は個人の知識に頼ることが多く、 器用な人がいないと ウェビナー開催までたどり着くことが難しい。結構時間がかかる。

いきなり本番設定!をせずに、 まずは社内で素振りをしてからウェビナー開催を外に向けて告知する。

昭和世代はウェビナーを知らないことが多いので、 まずは世の中はオンライン化が進むことの事実を教えてあげる。

対面のセミナーや展示会と比べての費用対効果を示して、 メリットを知ってもらう。

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